ハル
 2017.03.25 Sat
written by a tsu
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ハルは逝ってしまいました。


我が家はリビングが2階にあるのですが、数日前から1階を好むような様子を見せたので
1階の空き部屋に寝床を作ってやり、そこで過ごしていました。

亡くなる前日、私の仕事中に次男から「ハルが何だかおかしい、死んじゃうよ!」と電話がありました。
慌てて帰宅すると、もうほとんど寝たきりで声も出さなくなっていたハルが
ヨロヨロの足取りであたりを歩き、声にならない声で鳴き続けていました。

とにかく輸液をしてやらなくてはと、次男と点滴をし、寝床を作り直す為のタオルやオムツを買いに出ました。
2時間くらいして帰宅すると、1階にハルの姿がありません。
まさか…と思って階段を上がると、ハルは2階に上がりきったリビングのドアの前でうずくまっていました。
『ハル!!』と私が声をかけると、ゆっくりこちらを見て、かすれた声でひと声鳴きました。

もうまっすぐに立つこともできず、2~3歩歩くと倒れてしまうというのに
一体どれだけの時間をかけて、一体どうやってこの階段を上がって来たのかと思うと
涙が止まりませんでした。

しばらくして、トイレに入ろうとしたものの用を足すこともできず
猫砂の中に倒れこんで動けなくなってしまったので、そっと抱き起してオムツをつけて
紙箱の中に新しいクッションとフワフワのタオルを敷いて、その晩は寝かせました。


翌朝起きて見に行くと、ハルは旅立っていました。
箱から出ようとしたらく、上半身だけが箱の外に出ていて、頭から床に倒れこんで動かなくなっていました。
どこへ行きたかったのか、前足は宙をかくように伸びていました。

逝って間もなくだったのか、ハル!ハル!と呼びながら抱き起すと
身体はまだ柔らかく、眠っているようでした。
泣きながら身体を丸めていつもの寝姿と同じに整えて、目を閉じてやりました。

その日は、次男の通う学校に行く用事があったのですが
車で学校に向かう途中、何度も涙で前が見えなくなり、停車しては深呼吸をしました。

帰宅して、花を供え、ずっと撫でていました。
いつもと同じ手触り、安らかな顔、本当に眠っているようでした。
かわいそうで悲しくて、目の前のハルがもう目覚めないなんてどうしても信じられなくて
どこからこんなに出てくるのか?と思うくらい涙が止まりませんでした。




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7年前の春シオンを亡くし、ハルも逝ってしまいました。

ペットを飼っている方は皆さんそうではないかと思いますが、「その子」ではなくてはダメで、
今、まるで子どもを亡くしたような喪失感に打ちのめされています。
もう、呼んでも来ないなんて、2度と会えないなんて、まだ受け入れることができません。
もう1度ハルに会いたい。もう1度あの子を撫でたい。もう1度あの子と一緒に眠りたい。

今は、ハルが好きだった場所を見ては泣き、ハルの残した物たちを見ては泣いています。
部屋のすみや、私のベッドや、ドアの後ろから現れるような気がして
でも、そんな事はもうないんだと思い知る繰り返しで、どうやって心を整理していいのかわかりません。





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ハルまくら














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14:07:56 | 猫と犬 | trackbacks(0)
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