真夏のバースデーケーキと正義感

かつての上司より、80代の女性のバースデーケーキを頼まれた。
なんでも、80を過ぎてなお現役で職場に立つその方を、その方の会社でお祝いするのだそう。
責任重大~

しかも苺のない季節、そして生クリームを扱うのがとても難しいこの季節に
人生の大先輩の佳き日を華やかに盛り上げるケーキが作れるのか!?

7号21センチで、黄桃、白桃、オレンジ、キウイ、ネクタリン、巨峰を使用。
白桃はラズベリージャムにからめてしばらく置き、ほんのりピンクに色付けした。
そのままだとマグロの切り身みたいで美しくないので(^^ゞナパージュをたっぷりのせ
さらに銀箔シュガーでキラキラさせてみた。
写真がボケボケなのでわかりづらいが、実際には表面がキラキラした感じになっている。

それでも、何だかいまひとつでどうしようかと思ったが
チョコプレートとミントを挿したら、まぁどうにかお祝いっぽくなった。かな?
年齢は描かないで…とのことで、お名前だけ。
生クリームは、やはり荒れてしまって艶やかにできなかった。
ケーキ箱を発砲スチロールの箱に収め、両脇に保冷材を詰めてお渡しした。
美知子さん、お誕生日おめでとうございます!
いつもありがとうございます!
突然ですが
“正義感の強すぎる人”が苦手です。
自分の考えは大変正しく、寸分の間違いもないと信じている。
そして、それこそが「世の正義」であると信じて疑わないから
意見の違うものを糾弾し裁く権利があると思い込んでいる。(デスノートね)
自分の考えは“良い事・正しい事”と思っているから始末が悪い。
誤解を恐れずに言ってしまうと私は
「絶対」なんてこと、そうそうないと思っている。
どんなに、一見正しそうな事にも、その裏には全く別の発想や事情がある。
その人間の育った環境、思想、受けた教育や経験した出来事によって
今目の前にある事は白にも黒にもなり得るんじゃないか?と思っている。
そのあたりの想像を全くせずに
「正しいことはこれひとつ!だからそれ以外は大間違い!」と言い切る人といると、だんだん苦しくなってくる。
そしてこれが私の本当に悪いところなんだけど、次第にその人に激突したくなってくるのだ。
かつてCOOKPADを辞めた理由もそれだったっけ。
50過ぎて青いなぁ。
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