歯科恐怖

暑い真夏に 焼き菓子。
冷た~く冷やして食べると美味。断面図は後ほど♪
え~と、前回つぶやきました私の「怯え」についてお話します。
怯えの正体…それは…
歯医者です。
私、かなり重症な「歯科恐怖症」のようでございます。
なんだそりゃ!アホかいな!と言う声が聞こえる~

でもね、ちょっと深刻なんです。
一体いつそうなってしまったのか分からないけれど、とにかく恐ろしくてたまらない。
「歯」という文字を見るのさえ怖い。
今まで何人かに相談してみたけど、「誰だって怖いわよー」「歯医者が好きな人なんていないよ」という
とてもごもっともなお答え。
それは分かってる。
「恐怖症」の悲しいところは「理屈」が通用しないところ。
高所恐怖症の人だって、そこから足を滑らせて落ちる事など絶対ない!と分かっていようが何だろうが
高い所へ上がっただけで動悸がして冷や汗が出て、自分をコントロールできなくなってしまうでしょ?
それと同じ。
「歯医者へ行く」という事を想像しただけで、冗談ではなく心臓がバッコンバッコンしはじめ、
思考が停止して、息苦しくなってくる。
怖い!という意識以外何もなくなり、何も手に付かなくなってしまう。
最後に歯科を受診した時は、確か待合室の椅子にすら座っていられなかった。
腰が抜けたようになり、グズグズと体が崩れてしまうのだ。
敵の正体を知るべし!と、専門的な「歯」の本を数冊読んでもみた。
いたずらに怯える必要はないことも理屈ではわかった。
しかし、心は言う事をきかない。歯科医に行くと決まると数日前から下痢がとまらなくなり
治療台ではガクガクと顎が震えて治療にならなかった。
こんな状態なので、あからさまに面倒くさそうな顔をされた事もあるし治療を断られた経験もある。
その、最後の記憶に残る通院の時も、虫歯があるにも関わらず大した治療はせず、
歯石除去とか軽~~い虫歯をチョンチョンと治した程度で終わってしまった。
そりゃそうだろう。
一日に何人もの患者をさばく医師にしてみたら、診療台の上で白目をむきそうになっている厄介な患者は
時間を取られる上に治療しづらくて迷惑以外何者でもないはず。
…とかにく
そんなこんなで、抜歯必須の虫歯の親知らずやら神経までやられているような歯があるにも関わらず
ずっとずーーーーっと治療できずにいる。(なんて不潔だ

多分15年以上、確実に悪化している虫歯をだましだまししながら暮らしてきた。
もちろんネット等で、私のような患者でも治療が受けられるような方法はないか調べた。
昔はなかった「心療歯科」なる存在や、「静脈内麻酔」などの手段があることもわかった。
実際に、比較的近い場所にある「心療歯科」のHPにアクセスし、院長先生と数回メールのやりとりをしたこともあった。
昔なら「甘ったれている」と一笑されかねなかったこのような症状にも、
差し伸べる手が出現しているという事は、微かな希望にはなった。
し か し !
それでも予約の電話ができないのである。
怖くて怖くて、気がヘンになりそうになるのである。
電話 予約 そこへ向かう日 ドアを開ける 待合室 薬の匂い 器具の音 名前を呼ばれる 白衣 治療台…
次々とリアルな想像の連鎖が起こり、体が完全にフリーズしてしまう。
全身麻酔という大げさな方法を選択しようかと考えたこともあるが
それすらも、一連の「行程」を想像すると倒れそうになる。
あ~あ…
自分で書いていて、馬鹿らしくて情けない。
こんなオトナ、いますか? いませんよね。
でも、本人にとっては辛く深刻な悩みなのである。
そして
ここ数日、長い付き合いの虫歯がまた疼き始めたのだ。
こいつはちょっと厄介な歯で、きっと小さなオペを宣告されるであろう症状である(←詳しい)。
オペなんて、もはや死刑宣告。
もし、この子の痛みが治まったら私はまた「ああ良かった」と忘れたフリをするだろう。
これをきっかけにどこかを受診して、長年の悩みと縁を切るチャンスかもしれない。
でもでもでも どうやって!? 一体どこへ!?
絶対に痛くない恐怖のない治療…私が生きている間に開発されないでしょうか(号泣)。

タルトの中にはクリームチーズとリンゴ。美味なり。
いつもありがとうございます!
アホらしい話ですみませんでした。
でも本人は苦しんでおります。
「恐怖心」って、強くなりすぎるとそれ自体が苦痛をもたらすんです。
安定剤も試しましたが焼け石に水でして、情けない限りです。
無痛無意識で治療を受けられる(保険も使えて)情報でもあったら、哀れと思って教えてやってくださいまし。
あるわけないね。うう~。。。。
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