似たようなものば~っかり


これは、栗のタルト。
栗のタルトと言えば、いつも定番のアーモンドクリームで作ってきたが
甘い栗+甘いナッツ系クリームだと今ひとつ味がつまらなく思えて、好んで作らなかった。
私の好みだと、アーモンドクリームは酸味のあるフルーツなどと合わせてこそ美味しさが引き立つ存在。
ん?ならば!と言うことで、今回は渋皮煮の栗と酸味のあるクリームという組み合わせで焼いてみた。
「栗と酸味」と聞くと、ちょっと違和感を覚えるかもしれないが、焼いてみたら中々美味しい。
サワークリームベースのフィリングと、ホクホク甘い栗という取り合わせもいいものだと思った。


これは、↑で余ったサワークリームを使ったファーブルトン。
生クリームで作るのが一般的なファーブルトンだが、サワークリームで作るとチーズ風な風味がしてこれも美味しい。
中に沈めたのは、初夏に作って瓶詰めしておいたアメリカンチェリーのコンポート。
今度は赤ワインで煮たプルーンで作ってみようと思う。

これは、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌの弓田シェフのレシピ(ほぼ)で焼いた、キッシュ・ロレーヌ。
パイ生地にはエダムとアーモンドプードルが入り、とても香ばしい。
アパレイユも可能な限りレシピに忠実に作ってみたところ、濃厚で美味しいキッシュになった。
驚いたのは、野菜が全く入らないこと。
家で作ると「野菜補給」が頭によぎり、つい余計にブロッコリーを乗せたりキノコを刻んで忍ばせたりするが、これは潔いまでに動物性材料ばかり!
バター、生クリーム、サワークリーム、牛乳、チーズ2種、ベーコン!ハム!卵黄!!!!
いつも自分流に作る「お惣菜パイ」とは一味もふた味も違う、ワインに合う大人の一皿だ。
こういうものを頂く時は、体に良いとか悪いとか野暮な事は忘れて、
美味しいお酒を用意して心ゆくまで堪能したい。
……明日は菜食にしようと思いつつも。

最後はチョコレートメロンパン。
クッキーの解凍が間に合わず、筋目をつけずに焼成したらこんな風になった。
ひび割れメロンだが味はなかなか美味しかった。
今、スタンドミキサーでの上手なパン捏ね加減を模索中なのだが、この生地は割合捏ねやすかったようだ。
いつもありがとうございます!
今、欲しいものがたくさんあって毎日身悶えしております。
ガスオーブン、発酵器、ニーダー、それらを収納できるキッチンリフォーム(これは夢)、まともなソファ、いい加減に液晶テレビ……
今の私には、頑張ってもどれか一つが精いっぱい。
ところが、その「一つ」が選べない。
年末ジャンボのCM横目に、タメイキ~~です。
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