緑茶のバターケーキのご質問について

緑茶のバターケーキについてご質問を頂きました。

このケーキの工程には少々独特な部分があり、文章で表わすのが難しいな~と思っていたので
確認のために、写真を撮りながら作ってみました。

この作り方の特徴は、粉とバターを先に混ぜてしまうことです。
これは数年前、ボソボソしないマフィンが作れないかとアレコレ試していた時にたどりついたもの。
一般的なバターケーキは、バターを練って、そこに砂糖、卵を加えて乳化させ、最後に粉ですよね?

マフィンのように水分の多い生地だと、焼きたては美味しいけれど時間が経つとどうしてもでんぷんが劣化してボソボソになってしまう。
ならば、でんぷんが水分が出会う前に、油分(バター)と混ぜてしまえばなめらかな食感の生地になるのではないか?と思ったのです。

結果は、まぁまぁというところでした。
好みにもよりますが、中々しっとりした食感のマフィンができあがりました。
で、その作り方でパウンドケーキも作ってみたらどうなるか?と思って作ったのがこの緑茶のバターケーキです。

しかし、そのポイントである「バターと粉を先に混ぜる」しかも「ペーストに練るのではなくポロポロな状態にする」というのが意外とクセモノで、
温度やちょっとした混ぜ方でずいぶんと様子が変わってしまいます。
ひとカタマリのペーストに練り上げてしまうと、後から加える卵が大変混ぜづらく、激しくダマダマになってしまうのです。

工程の写真を撮ってみました。

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最初にバターと砂糖を攪拌。これは普通のバターケーキの要領です。

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よく混ざったら、粉類を一気に投入!ここからがポイント。
ホイッパーの先端は、しっかりとボールの底につけたままにして
そして、そのホイッパーとボール接点は動かさず、その位置のままでホイッパーをドリルのごとく
回転
させるように回します。ゆっくりで大丈夫。
ボールは多少傾けて、材料がたまるようにした方が混ざりやすいです。

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回転させていてホイッパーの中に生地が入り込んだら、時々ボールのふちでトントンと落とし
再び先端をボールにつけたまま「グルッ、グルッ」と回転させる感じで生地と粉を合わせてゆきます。




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しばらくその作業をしていると、このように粉とバターが大体均一にポロポロと混ざるはずです。
本当は全体が細かいそぼろ状がベストですが、少々の不揃いは気にしない!
この程度まで混ざればOKです。


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次に一気に卵&牛乳を混ぜたものを加えます。
ヘラに持ち替え、大きく大きく混ぜます。ここからは早いです!



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ダマを潰そうとしなくてOK。ただ全体に水分が行き渡るように大きく混ぜていると、すぐに水分が吸われて混ざってきます。



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混ぜ終わり。こんなツブツブで良いのです。これを型に流して焼きます。







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今回は紙カップで。
冷凍庫に残っていた桜あんを沈めて焼いてみました。
ホラ、断面はダマがなく焼けているでしょう?


でもね、「こんな作り方もあるよ」というくらいのことです。
普通の作り方との差は、「そう言われればそうかな?」程度かもしれません。
実験好きで比較好きの私の、ある夏の自由研究だったにすぎませんが
ご興味のある方は、試してみてくださいね。




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