息子

こ~んなに可愛かった(親にとっては!)お兄ちゃんにも、いつのまにかヒゲが生え

こんなモノや

こんなモノを買ってくるようになり、それどころか

こんな、手の施しようがない状態になってしまったけど
彼は今日、雨の中バイクを飛ばして夫の実家に行き、義父に今の我が家の状態を説明してきてくれた。
義母と夫は完璧なまでの『相互擁護関係』にあるので、それぞれの問題行動を私がいくら叫んでも、すべてもみ消されてきた。
17歳に成長した息子は、その鉄壁を少しは揺らすことができたのだろうか。
『落ち着いて喋ったから、ちゃんと聞いてくれた。結構成功だと思うよ』と言う息子に、泣きそうになった。
私がオカシクなったのが、彼が中1から中2になる頃。
突然泣き出したり、一日宙を見つめたりしている母親に、どんなに不安定な思いをしただろうか。
なのに、グレもせず(アレ、↑充分グレてる?)、よく耐えてくれたと思う。
『アリガト、本当に』と礼を言う母に息子は、
『んじゃ、コレ買ってよ♪』とふざけた。
母と娘のように、目と目を合わせて正面から共感し合うのは照れるけれど、充分温かかった。
彼は、最近ハマッているテレビドラマROOKIESを観終えると、お気に入りのゲームソフトとスナック菓子をかばんに詰め込み、『明日は早く帰るからさ、TSUTAYA行こうよ』と言い残し、またバイクで友達の家に出かけた。
私はその後ろ姿に、気をつけてと祈った。

