恐怖の寝かせネコ

2歳の元オス猫 シオン君。
我が家のペットは、3匹が3匹共人間のそば・或いは上(!)で眠るのが大好き。
このシオン君も毎晩、長男か私(気分によって選択)の布団の足元あたりで眠るのだが、
朝、目覚まし時計の音を聞きつけると起き上がり、布団の襟元にやってきて中に入れろと言わんばかりに掘る。
こちらが布団の首元を開けてやるまでひたすら掘る。
布団の端を少し持ち上げてやると、「やっと開いたか」とでも言うように中に入ってきて
すぐにクルリと向きを変え人間と頭の向きを揃えてから、カラダとカラダがピタッと密着するように調整しつつ寝る体制を整える。
そして、人間の二の腕に自分の両前足を揃えて乗せて腕枕をさせ、そこにアゴを乗せる。
一連の動作は完璧にパターン化されていて、一切の迷いも遠慮もない。
そして体制が整うと、満足そうに目を閉じて一言。
「いいじゃない・・・・・もう少し寝ようよ」
スースースー・・・・・・
起きなきゃ・・起きなくては・・・・!と思う耳に、小さな小さな寝息だけが聞こえてくる。
スースースー・・・・・
ちょっとだけならいいかな・・・という気分になってくる。
このフワフワ柔らかくて温かいお誘いのせいで、何度甘美な二度寝ワールドへ行ってしまったことか。
冗談ではなく、これで私は製菓学校のスクーリングに、長男は高校の授業に遅刻した。
他にもこのネコは、ソファでのんびりしていて「あ~そろそろ働かなきゃ」と思ったところに飛び乗ってきてクルッと丸くなったり・・・・・
実に絶妙なタイミングで「いいじゃない・・・」と悪魔の囁きをしてくれる。

いいじゃない。。。。

ここにも犠牲者が。
※追記 もう1匹の猫ハルも同じく「腕枕猫」。犬のハビは「隙あらばアゴ乗せ犬」です。
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