ハビの食欲

ビーグル犬についての記事を読むと、大抵その「驚異的な食欲」に触れている。
私は、彼女と暮らして初めて、その「驚異的な食欲」を思い知った。
家人が外出したと分かると、ハビが最初にすることは(多分)
「何かしまい忘れた食物はないか」と部屋中を調べる事だと思う。
ちょっとでも手(足)の届くところに食べられそうなモノがあったら最後、意地でもそれを引きずり落とし、或いはこじ開け、或いは喰いちぎり、何としてでも中身を食べようとする。
それが例えばこんなものであろうと、ハビにとっては立派な食べ物。
この旺盛すぎる食欲と意地汚さを知ってから、外出時の食べ物の管理にはかなり気を使うようになったので、大きな被害(ビーフジャーキー人間用ひと袋、ビーフジャーキー犬用一缶など)は減ったものの、今でも帰宅時にリビングのドアを開けるのが怖い私。
麻薬探知犬にもなるほど優秀な嗅覚を持つビーグルにとっては、小学生の息子がオヤツを食べたあとの口元を拭いたティッシュだって素敵なご馳走♪
先日はチクワのパッケージ(空)をゴミ箱から掘り当て、ビリビリに引き裂いてあった。
これに味をしめ、その後数回外出の度にプラスティックゴミの入れ物がメチャメチャにされていた。
ビニールの破片など飲み込んだりしたら、必ずあとで吐くことになるのに!!
何気なく置いてあった息子のかばんの中からガムを探し出し、全て包み紙ごと食べてあったこともある。
次男がテーブルにこぼした「数粒のふりかけ」などはアッという間になめ取ってくれる。
朝と夕方のエサの時間は、ビッチリ私のそばから離れないのは当たり前。
私がキッチンで調理中に「あっ!」と叫ぶと、どこで寝ていてもダーーーッ!と走ってくる。
私がうっかり調理中の何かを落としたかもしれないからだ。
同じ理由で、キャベツなどを切るザクッ!という音がしてもすっ飛んでくる。キャベツの芯は、彼女の大好物なのだ。
こんな犬のために、猫のエサは当然高いところに置いてあるのだが、
猫たちがそれをひと粒でも落とすと、そのかすかな落下音を聞きつけ、全力で走ってきておこぼれを食べ、更に「まだ落ちてくるかもしれない」と、猫の食事が終わるまでジ~ッと下から見つめている。
我々が焼肉などの匂いの強いものを食べたあとなどは、目をひんむいて「何?このいいにおい、何? 何食べたの!?」と言わんばかりに顔中クンクンされる。
エサの食べ方も非常にワイルドで、食べるというよりは吸い込んでいる。
コマーシャルなどで、ゆっくりカミカミしてエサを食べている犬を見ると羨ましくてしょうがない。
可愛いなぁ~。
そんなハビにとって、猫のトイレ砂さえおやつ感覚。なのでこんな物まで作るハメになった。
またちょっと進化して、スコップ収納ポケットをつけてみた。・・・・って、結構楽しんでる!?

おっと、話が長くなりました。
そろそろ「おあずけ」の限界なので、このへんで・・・・。

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